
■ 業態の違い
合併という話になるだけあって、大きく業態が違うわけではありません。なので、基幹システムそのものの機能が足りないって事もなくて、大きなレベルでの機能単位では一致するようです。これで、子会社のために新機能を作る必要はなさそうです。
とは言っても、この分析をしている時点で合併まで半年位しかないから移行だけで手一杯なんですけどね。
■ 移行対象
移行対象となるのは、合併時点で残っている債権債務、未決済手形、請求残高、支払残高、工事契約、・・・・うーん、この位ですかね?理想を言えば、伝票明細とかの細かいデータも移行できればよかったのですが、分析する以前の問題として却下しました。
ハッキリ言って、考え方の違う二つのモノを一つにするなんて時点で無理があるのに、今回の移行は数年分のデータが蓄積されているシステムに、横から無理やりデータを挿す訳ですから、移行対象を広げれば広げるだけ障害発生点が増えてしまいます。なので、移行対象としたデータについても過去のデータは移行対象外としています。
まぁ、実際のところ期間が足りないので間に合わないってのもあるんですけどね。
■ データ分析
とりあえず、子会社のシステムを知らなければ話が始まりません。
そこで、子会社で使っているパッケージの開発元にデータ提供を依頼したのですが、パッケージで持っている外部出力機能(データをExcelで出力できる)を使ってくれというお話で、システム(っていうかデータベース)から直接データを取得することは難しそうです。
本当は、パッケージの設計資料、生データ、ER図、テーブル項目の説明書とかがあれば嬉しいんだけど、流石にそれは公開してくれないだろうなぁ。
ユーザーに公開しているCSV、Excel出力機能で何とかするしかないようだが、どうしたものやら。
■ 後書き
移行先になるシステムも、稼働時には旧システムからデータ移行を行っていました。
当時の資料を漁ったり、開発を担当したベンダーに問い合わせたりしたのですが、その時の移行対象は稼働時点から一年前を開始点として、移行可能な全データの移行をしていたようです。移行専任の担当者が丸一年かけて準備を整えていたようなんですね。
他の部署の人は簡単に考えているけど、システムの移行って難しいんだよなぁ。
前回:子会社との合併に伴うシステム移行 No1 始まり
次回:子会社との合併に伴うシステム移行 No3 差異
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