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(元)社内SEの徒然なる日記

あいさつ云々と騒ぐ人間程、あいさつをしない法則

■ あいさつ

最近、ことあるごとに年配の人(自然と上司って事になる)が、「最近あいさつがされていない」「昔は下の人間から挨拶したものだ」などと言った言葉を良く聞くようになりました。

まぁ、正論ではありますかね。でも、現実が見えていないと思います。

しなくなった理由って下の人間の教育の問題っていうよりも、上の人間の態度が悪い事が真因だと思うんですけどね。

って感じで、今回はつまらない事を書きますので、ここまででつまらないと思った方は、そっとご退出下さい。中身の無い話ですので(まぁ、私の記事はいつも中身は無いけどね)。

■ あいさつって何

そもそも、あいさつってなんでしょうか?

いつものようにネットで検索してみると、先頭はWikipediaで、次からはあいさつに仕方とか、あいさつの効果とか、誰それのあいさつとか、それこそ中身の無い話が並んでします。しょうがないので、最初に出ていたWikipediaで確認してみました。

その内容をそのまま転載する訳にもいかないので、私なりに要約すると「人と人がコミュニケーションを取る為の切っ掛け」といったモノのようです。まぁ、私見ですけどね。

何にせよ、ここで大事なのは「あいさつってのは立場によってするものじゃない」って事かと思います。

現実には、する相手によって態度や言葉が変わる事はある訳ですが、本質としてはコミュニケーションツールであって、お世辞の類いではないと思うのです。そこに、地位とか立場とか年齢とか持ち出されると、違和感を感じないでしょうか?

そう考えると、下の人間があいさつしなくなった理由も見えてくるものです。

■ 現実の姿

あいさつの概念はこんなところとして、私の1日の現実を考えてみます。

まず、家を出ます。

近くに学校があるので、学生さんとすれ違いますが、あいさつはしません。むしろ、してもされても困ると言うものです。あいさつはコミュニケーションの切っ掛けですので、コミュニケーションを取る必要が無い相手にする意味がないって事でしょうか?

会社周辺になると、同僚とすれ違います。ここでは「おはようございます」と挨拶するし、相手もしてきます。正直、このタイミングで挨拶して挨拶を返して貰えなかった事って過去十数年で数回だけです。そして、その相手は年配の方です。若手で挨拶を返してくれなかった事は一度もありません。

職場に到着「おはようございます」と声をかけます。ここで既に出勤していた人のうち7〜8割方が「おはよう」「おう」「おはようございます」などと返してくれます。ここでも挨拶を返さない人は、年配の方が多いです。若手でも返さない人はいますが、ほぼ年齢と比例して挨拶を返さなくなっていきます。

仕事終了。退社時に残っている人に「おさきに失礼します」と挨拶。半分くらいの人が「お疲れ」「おう」「お疲れさまでした」と返してくれます。返さない法則は、さっきと同じです。

・・・ふふふ、これが現実ってものですよ。

■ 騒ぐ上司、白ける部下

私の勤め先には、経営理念とか行動指針とかいう、社員は誰も気にしていない例のアレがあります。現実との乖離が酷いので、よくネタとして使われるのですが、言葉自体は良いものです。

その一つに、事に当たっては上司が率先してやりなさいって意味合いの言葉があります。良い言葉ですよね。まぁ、上司が逃げ腰なのに部下が付いて行く訳がありませんから、本来であればわざわざ言葉にするようなモノではないんですが。

さて、この状況で私の一日に思いを馳せると、上司はどのように行動しているでしょうか?それを見て部下はどう行動するでしょうか?

この条件で「あいさつは大切だ」って言われても、白けるだけですよ。

■ 法則

実際、最初に書いた挨拶に付いて言う人を観察すると、意外とあいさつしてなかったりします。例えば、嫌いな人には挨拶しない、目上の人にしか挨拶しない、他にする人がいないときだけ挨拶を返す。って感じです。

その人たちだって若い頃には相手が誰だろうと挨拶をしていたと思うんですけど、一体それまでの人生で何があったんでしょうか。

何かアレですかね。年を取って職位が上がると皆がチヤホヤしてくれるから勘違いしちゃうんですかね?「俺は偉いんだから、皆が俺に頭を下げるべきだ」とでも思ってそうで恐ろしいです。

「はーそうですか、アレですか、何か世界平和とかに貢献したんですか?」とか「そんなに出世する為に、どれだけの人を踏みつけてきたんですか?」とか聞いたらどんな顔をするんでしょうね。

■ 後書き

さて、いろいろ書きましたが、私自身はどうかっていうと、こんな記事で騒いでいる訳ですから当然の如く私にも法則が発動しています。

なお、私のルールは「挨拶を返さない人には挨拶をしない」と「給料分の働きをしていない(と私が思っている)人には挨拶をしない」です。

・・・全く、人の事を言えませんね。反省が必要です。でも、そんな連中に挨拶したくないってのが本音です。

散々言っておいてなんですが、私は挨拶ってとっても大切で価値があるものだと思ってるので、可能な限り挨拶をするように心がけています。

というのも、私は結構なコミュ障なので、人に声をかけるのがかなり辛いのです。例えば、出張から戻ってきた人に「出張お疲れ様でした」って声をかけるのも苦痛だったりします。

でも、やります。頑張りました。そしてやっているうちに慣れちゃいました。最初は、ごにょごにょとまともに言葉にならなかったのですが、やっているうちに、見苦しく無い程度には形になりました。そうすると、人間関係が上手く廻るようになって、仕事がとってもやりやすくなったんです。

こういう目に見える効果こそが「あいさつ」ってモノの真価なのではないでしょうか?

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