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(元)社内SEの徒然なる日記

proxy.pac(プロキシパック)対応 No.11 追記

■ 最終回

これまでも、プロキシパックを修正する事はあったのですが、既存のif文とかを参考にして何となく書いていただけでした。

今回、プロキシパックとはどういったものなのかを真剣に勉強した結果、今まで何となくやっていたことが見えるようになったのは大きな成果かなと。

まぁ、このブログも含めて結構な時間を費やしたので、費用対効果(コストパフォーマンス)で考えるとどうかとは思ってたりしますが。

では、最後に少しだけ追記をさせてもらいます。

■ ローカルテスト環境

このシリーズでは、ローカルにテスト環境を作るためにIISを使ったのですが、こんな手間を掛けなくても、直接ファイルを参照する方法もあります。ありますというか、記事を書き終えた時に気付きました。

例えば、Dドライブにproxy.pacを配置した場合、自動構成スクリプトに「file://D:\proxy.pac」って感じで記述すれば良いのです。
proxypacのローカル設置

.......いや、ねぇ、うん、あれですよ、IISを立ち上げる勉強になったって思いましょう。

■ 障害対策

プロキシサーバーで運用系と待機系って構築は勿体ないのでしないと思いますが、負荷分散の為に、複数台のプロキシサーバーを使用している事はあると思います(.....羨ましいなぁ)。

そんな時には、こういった書き方ができるらしいです。

return "PROXY 192.168.1.100:80; PROXY 192.168.1.200:80";


戻値のプロキシサーバーの指定をセミコロンで区切って複数指定しているだけです。
通常は先頭のプロキシサーバーを使用、使えない場合は二番目を使用って事らしいです。

自分の環境で、先頭に存在しないIPアドレスを指定し、二番目にプロキシサーバーのアドレスを設定して試してみました。すると、ブラウザ起動時に白い画面になってもたついたのですが、暫くすると指定したページが表示されました。

使う、使わないはケースバイケースですかね。

この手の冗長構成で良く聞くのが、運用面で死活監視が機能していないため、障害の発生に誰も気づかずに待機系(あるいは片肺)でのみ実行。さらに待機系で障害発生。

もうね。アホかと。

■ 終わりに

proxy.pacの修正にあたって色々調べたのですが、なかなか思うような情報が見つかりませんでした。proxy.pacの書き方については、そこそこ見つかります。関数の使い方、戻値の意味、冗長構成の書き方って感じですね。

しかし、テスト環境、デバッグの方法まで含めた、一連の作成方法ってなると、これがなかなか見当たらないのです。

業を煮やして、自力で何とかした履歴が、今回のシリーズになります。
そういった関係で、簡単に見つかった関数の使い方よりも、環境の構築、デバッグ方法、なんかがメインになっていますし、あえて冗長な書き方もしています。

実際、大した内容じゃないし、間違いもあるかと思いますが、この記事が誰かの役に立ってくれれば嬉しいです。

以上


シリーズの一覧

proxy.pac(プロキシパック)対応 No.1 始まり
proxy.pac(プロキシパック)対応 No.2 WEBサーバー(IIS) WindowsXP
proxy.pac(プロキシパック)対応 No.3 WEBサーバー(IIS)他端末アクセス
proxy.pac(プロキシパック)対応 No.4 WEBサーバー(IIS)Windows7
proxy.pac(プロキシパック)対応 No.5 WEBサーバー(IIS)Windows7 マネージャの表示
proxy.pac(プロキシパック)対応 No.6 WEBサーバー(IIS)Windows7 ファイアウォールと管理コンソール
proxy.pac(プロキシパック)対応 No.7 pac作成(概要)
proxy.pac(プロキシパック)対応 No.8 pac作成(デバッグ)
proxy.pac(プロキシパック)対応 No.9 pac作成(基本)
proxy.pac(プロキシパック)対応 No.10 pac作成(DNS)
proxy.pac(プロキシパック)対応 No.11 追記


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