
フィルタ
社内のユーザーから、フィルタ(オートじゃない方)の使い方で「何も入力されていない行を選択したい」と聞かれて即答できなかったので、いろいろ試してみました。
基本情報
Excel2010だと、フィルタは「データ」-「詳細設定」から選択します。

テスト用の表を、こんな感じで作ります。
こいつで、いろいろフィルタを試して見ます。

普通の使い方は、Excelのヘルプに詳しくのってるので、ちょっと変わったことをしてみます。
文字列が空白のデータ
「文字列」列が空白の行を抽出してみます。
検索条件には = とだけ入力します。

ふむ、ちゃんと空白行だけ抽出できましたね。

他の機能だと、空白選択って、="" じゃないですか。
なんか、ここだけ = ってのも違和感ありますよね。
統一してくれたら良かったのになぁ。
フィルタを解除
フィルタの解除は、「クリア」を押せば解除できます。

文字列が空白ではないデータ
次は「文字列」列が空白ではない行を抽出してみます。
こんどの条件は、 <> だけです。

うん、成功ですね。

計算式を利用したデータ抽出
Excelのヘルプを見て見ると、計算式も使えるようなので試してみます。
検索条件に、新しい列「条件」を追加して、計算式に表の先頭行の「文字列」列に対する関数「=IF(D3="",TRUE,FALSE)」を仕込みます。

結果はこのとおり、関数の結果が空白になる行だけ抽出できました。

どうやら、関数で設定した「D3」を自動的に各行に対する条件として判断してくれるようですね。
そして、結果が真(True)になる行だけを抽出するってもののようです。
とはいえ、これだけだと怪しいので、今度は値が入力されている行を抽出してみます。
やってることは同じですが、関数を「=IF(D3<>"",TRUE,FALSE)」に書き換えています。

結果は、「文字列」列に値が設定されている(関数の結果が真)行だけが抽出できました。

...計算式を使った条件設定は、一見便利に感じるけど正直使いたくないかな。
上手く言えないけど、感覚的にトラブルの原因になりそうな気がするんだよね。
最後に
しかし、フィルタなんて使ったのは10年以上前に学校で習って以来ですよ。
これ、便利なんだけど実務レベルだと、なかなか使う機会がないからすっかり忘れてました。
まぁ、勉強し直しのいい機会でしたね。
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