
■ 戒名
先日、不幸があってお寺さんに戒名を付けてもらう事になりました。
正直、葬儀など初めての経験で、戒名ってものがどのようになっているのか、全く分からなかったのですが、葬儀をお願いした住職さんによると、上に院号なる物を付けるのと30万円、下の位号を居士(こじ)にする(通常は信士)のに15万円を頂く事になると言っています。
住職さんは、付けても付けなくても構わないってスタンスで、特にアドバイスのようなものは無かったのですが、同席していた葬儀社の担当者さんは、「無理に付ける必要はないですよ」って言っていました。
悩んだのですが、故人は前々から自分の葬儀に費用をかける必要は無いと言っていたし、何より、お金で名前を買うというのに嫌悪感に近いものを感じたので、院号も付けず、位号も信士のままにする事にしました。
■ 調べてみた
私はそれでよかったのですが、他の家族が院号や位号を付けなかった事を気にし始めたので、葬儀が終わってから、この院号や位号というものが何なのか調べてみました。
かなりばっさり言うと、院号はお寺さんに貢献した人で、居士っていうのは、出家していない信者ってことらしいです。生臭い言い方をすると、お布施を沢山した人って意味で良さそうです。
つまり、本来はお金で買う物ではないってことのようです。
我が家は、お盆に1度だけ納骨堂でお参りするだけで、お布施などしていませんし、仏教の信者ですらありません(先祖が仏教だったってだけ)。
■ 結局
こういった事を話した上で、親戚で既に無くなっている人の戒名を確認(葬儀の案内のハガキを使用)しすると、院号無しや、位号が信士のままの人も結構多いようです。それを見て、悩んでいた家族もようやく納得しました。
考え方は人それぞれですが、お寺さんに貢献もしていないのに、お金で立派な名前(戒名)を付けて貰うってのは、私はちょっと嫌ですね。
■ 余談
ちなみに、院号を付けず、位号も信士のままで良い場合は、戒名料は発生しないそうです。というか、お布施に含まれるって事のようです。
ついでに、戒名って葬儀の後(というか、戒名を一度付けた後)に院号を追加したり出来るそうです。
この辺りの事、経験しないと分からないものですね。
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