
■ パスの指定
FileDialogオブジェクトを使用したファイル参照では、ダイアログ表示時のパスやファイル名を指定することが出来ます。
With Application.FileDialog(msoFileDialogFilePicker)
'参照するファイルの初期パス
.InitialFileName = "C:¥My Documents¥AAA"
'ダイアログを表示します。
If .Show = True Then
'選択したフォルダパスを表示
MsgBox .SelectedItems.Item(1)
End If
End With
これを実行すると、こうなります。

という感じで、パスやファイル名の初期値の指定はInitialFileNameプロパティを使用します。こいつに、初期選択させたいパスを指定すれば良いのです。
■ ファイル名の指定
今度は、ファイル名まで指定してみます。
InitialFileNameプロパティに、"C:¥My Documents¥AAA¥TEST.xls" と設定して実行してみます。

フォルダが選択された上で、ファイル名には「TEST.xls」が設定されています。
少し分らないのが、存在する筈の「ファイル参照テスト.xlsx」が見えなくなってることですね。仕様がどうなっているのか追い切れなかったのですが、どうやらファイル名に入力値があると、フィルタ条件として機能するようです。
実際に、"C:¥My Documents¥AAA¥ファイル参照テスト.xlsx"としてみると、表示されるようになりました。

・・・今一つ、動作が不審ですね。
前回:Excelマクロでファイルやフォルダを選択 №2 ファイル参照の基本
次回:Excelマクロでファイルやフォルダを選択 №4 ファイル参照(複数ファイル)
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