
■ かまくら
生まれた時から40年を雪国で過ごしているのですが、かまくらを作ったことはありません。って言うか、あれを作るには結構なスペースが必要ですし、そもそも大雪が降っている時には除雪だけでクタクタで、かまくら作りなんて呑気なことを言っている余裕はありません。
なのですが、現在の我が家には結構な広さの庭があり、降雪量も適度に少ないので以前からの夢が叶えられそうです。
ってことで、時間があった正月休みに挑戦してみました。
■ 挑戦
作り方はネットで調べてみました。要約すると、雪に水を含ませながら積んで、最後に穴を掘るそうです。
水は、当初は屋外の水道を使おうと思ったのですが、凍りついて蛇口が動かなかったので断念。いや、いくら使用後に水道を落とすとは言っても、冬時期に使うのはリスクが高いので逆に良かったのかも知れませんが。
しょうがないので、ペットボトルを用意しました。

今ひとつ感覚が分からないので、適当に水を含ませながら雪を積んでいきます。水は、後で掘り返す時のことを考えて外周部になると想定される場所にだけ撒きました(言い方を変えると、中央部分は水を撒きませんでした)。

雪を積んだら、全方位から棒を差し込みます(棒は園芸用の支柱を流用)。深さは、大体30cmくらい。これは、後で掘り返す時に、この棒が見えるまで掘れば良いと言う目安だそうです。

ここで一晩おきます。時間を置くと水が凍って作りやすいそうです。
そして、その日の晩には結構な雪が降りました。

スコップで中を掘り返して完成です。実は、ここが意外と大変でした。スコップで横方向に中を掘り抜くのは難しかったです。


前日に撒いた水が良い感じで氷の塊になっていて中々の耐久度です。色々と不備はありましたが、初めての製作と考えると上出来かと思います。
■ 後書き
男性としては小柄な私ですが、体育座りに体を縮めてようやく収まる程度の広さしか確保できませんでした。まぁ、作っている最中に気がついていたのですが、上方向に雪を積み上げるのって意外と大変で断念したのです。
今にして思うと、最初に空洞になる部分に何かを詰めて置いた方が楽だったかも知れません(自衛隊の動画では、そんな感じでしたし)。
後は水が問題です。結果として、それほど大量の水は不要だったようなのですが、ペットボトルに詰めた関係で何度も自宅と外を往復する必要があり、ここで時間を取られました。効率的に水を撒く手段を考えて置いた方が楽そうです。
こんな感じで反省点は多いのですが、個人的には満足でした。今回は実験的な意味合いが強かったですし。なので、是非、妻に中に入って欲しかったのですが、曖昧な笑顔で逃げられました。
・・・ちと寂しいです。
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