
弱って亡くなりそうです
しばらく前の話ですが、グッピーが亡くなりそうになりました。

お腹を見せて、喘いでいます。
上の写真では分からないでしょうが、腰からしっぽのあたりが微妙に曲がっていて、泳ぎづらそうです。元気な時は真っすぐだったので、何かの病気か、怪我でもしたのかも知れません。
過去にも数回、同じ状態になったグッピーはいたのですが、未だかつて、こうなって助かったヤツはいません。
命を大事に
実を言うと、もうグッピー(というか生き物)の育成は辞めたいと思っているので、亡くなる事自体は別に構わないのです。
とはいえ、生き物を飼育するからには、それ相応の責任があるでしょうから、捨てるような真似はせずに、繁殖を停止して(子供を産んでも隔離しない、子供の逃げ場所も作らない)、全滅するまで待つつもりでした。
こういう事情なので、放置しても良かったのですが、見殺しにするようで気分がよくありません。
ということで、出来る事はやる事にしました。
準備
原因は分かりませんが、このまま水槽に入れていてもエサも食べれずに衰弱死するのが目に見えています。
なので、まずは隔離する事にしました。
エサが食べられそうにないので、出張用に用意していた3日間フードで栄養補給させます。

水面まで上がる元気もないようなので、窒息しないように、おさかなぶくぶくブロック(水中で空気を出す石)も用意します。

予備の水槽なんて無い(以前はあったが処分した)ので、退避用の容器が必要です。
これは、以前に購入したキムチのパックを使用することにしました(もちろん、きちんと洗ってますよ)。
これだけでは不足です。私の住まいは北海道で、今は冬。そして、私は仕事にでるので、家の中の気温は10℃を下回ります。
もちろん、この気温にグッピーが耐えられるわけが無いので、温める必要があります。
一瞬、不在時にもストーブ付けっぱなしにしてやろうかとも考えたのですが、いくらなんでもグッピーのために、そこまでのコストはかけられません。
そこで、キムチのパックを水槽に浮かべる事にしました。

見ての通り、水槽にはヒーターがあるので、これで大丈夫かなと。
後はキムチパックがひっくり返らないように、水量を調節して、水槽のフタを乗っけて固定してやります。
結果
私に出来るのはここまでです。治療薬とかも考えたのですが、そもそも病気なのかも分からないし、調べる程の時間もない(ちょうど仕事が忙しい時期で、毎日深夜残業してたりします)ので、野生の生命力にかける事にしました。
正直、まったく期待してなかったのですが、数日後、なぜか元気になりました。

腹を見せて喘いでいたのが、元気に泳ぎ回れるまでに回復しました。
ただ、しっぽの部分が曲がったのは、流石に治らなかったようです。

これなら、エサも自力で調達出来るでしょうから、元の水槽に戻してやりました。
後書き
実は、回復したと思ったグッピーですが、結局は亡くなりました。
しばらくの間は生きていたのですが、徐々に衰弱して、最後には天に召されてしまいました。
私に出来たのは、亡くなるまでの時間を、ちょっとだけ延ばして上げただけ。なんだか、苦しむ時間を長引かせただけのような気もしています。
いっその事、そのまま楽にして上げた方が良かったんでしょうかね。
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