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(元)社内SEの徒然なる日記

基幹システムの電子記録債権への対応 Part5 開発方法

設計を始めましょうか

必要な情報は(現状で可能な範囲で)揃ったので、設計を行います。

本音では、しっかりと要件を煮詰めて、必要な機能(画面・帳票など)を完全に洗い出したいのですが、今回はそれは無しとします。
というか、開発者が私一人なので、設計→製造→テスト・・・なんて工程を生真面目にやろうとすると、納期に間に合わないのが目に見えてるんですよね。

開発モデル

実は、必要な画面や帳票については、依頼してきた人(部署)もはっきり分っていないようなんです。
例えば、「電子記録債権の管理帳票は欲しいが、表示する項目や、データの並び順とかは、分らない」って感じです。
まぁ、ありがちですけど、なーんか嫌な感じですよね。

こうなると、ウォーターフォール型の開発手法をとっても、膨大な手戻りが発生するのが目に見えています。
なので、私はアジャイル型とプロトタイプ型を組み合わせたような手法をとる事にしました。

各機能を分割可能な単位に分解して、その単位で必要な画面、帳票を洗い出して、試作品(プロトタイプ)を作成。
それを、レビューしてもらって問題点や疑問点を引き出して、問題が解決するまでそれを繰り返します。

これで、一つの分解要素が完了すると、必要な項目の洗い出しが終了...するんじゃないかなぁと考えてます。

後書き

今回使用する手法は、実は私が普段から行っているモノだったりします。

ユーザーって、実際に動作する画面や帳票を見せないと、何も意見を言ってくれないんですよね。
ちゃんと要件定義してるのに、出来上がった画面を見せると「イメージと違う」とか騒がれることが結構あったんです。

そこで、いろいろと試行錯誤をした結果、一番手戻りが少なくなったのが、今回の開発手法です。
概要は「まず適当に試作品を作って、レビューしてから、本気で設計・製造する」ですね。
まぁ、物珍しいものではないですけど、自分(組織)に合わせた最適解を見つけ出すまでに結構苦労したものです。

前回:基幹システムの電子記録債権への対応 Part4 要件定義
次回:基幹システムの電子記録債権への対応 Part6 テーブル設計
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