
■ QRコード
最近は、色々な場所でQRコードを見かけるようになりました。それなりの情報量を小さい範囲に詰め込めるので便利ですから広まるのも分かる気がします。
ただ、だからって何でもQRコードにすれば良いってもんじゃありません。
実は、QRコードの正式な規格って結構な制限があります。分かりやすいところだと、漢字変換する時には「機種依存文字」と表示される文字(例えば、1文字の株とか)は対応外だったりします。
それでも、QRコード自体は作成できるのですが、正式な規格に準拠したQRコードリーダーだと読めなかったりします。
QRコードを使うのであれば、そういった制限事項を踏まえて考えないとダメなのです。
■ 開発依頼
さて、そんなある日にとある人から帳票にQRコードを出力するように開発依頼がありました。何でも、QRコードを付けた帳票をスキャンして、別システムに連携するとか。
しかし、この依頼の仕方が嫌らしくて、スキャン方法とか、連携先システムの詳細とか、一切の説明なし。聞いても無視。QRコードの内容とかサイズも指定。
・・・いや、失敗するんじゃないですかねぇ。
まぁ、この依頼者がちょっとアレな人だったので関わりたくないから言われた通りに作ったのですが、案の定、うまく行きませんでした。
QRコードの表示項目に会社名だの住所だの長い日本語文字を加えた結果、理論上の最大サイズがかなり長くなってしまい、QRコードが細かくなりすぎて印刷&紙をスキャンだと読み取れないケースが続発したのです。
んで、何とかしろと。
・・・はぁ、やれやれです。
■ 後書き
っていうか、そもそもQRコードを使うというのは方法論であって、素人が方法論から指定する方が変なんですよね。依頼者が自分はシステムに詳しいと思い込んでるようですが、その結果が、この有様です。
そもそも、自社システムから出力された帳票を、同じ自社の別のシステムに連携するのに印刷&QRコードで読み込んで連携とか、ただただ無駄です。全く意味がない。
・・・はぁ〜(ため息)、本当に疲れてきます。
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