
■ サーバー停止
出社してシステムを触っていると、何やら機能が使えなかったりと動きが変です。
原因を調査してみると、サーバーにPingが通らない。しかも、Hyper-Vで仮想化しているホストサーバー自体に問題があるらしく、その上で動いているゲストOSも全滅。
あらら、まずいねぇ。
サーバー本体を見ると、どうも中途半端に電源が落ちているように見えます。電源スイッチを押すと完全に停止して、もう一度押すと起動しました。
うーむ。
問題のサーバーは、Windows2012です。
■ ログの採取
障害原因を調査するために、アプリケーションログを採取してサポートに送信しようとしました。
イベントビューアーを表示して、一覧から欲しい範囲のログを選択して右クリック。「選択したイベントの保存」をクリック。

すると、多すぎてダメと怒られました。

どうでも良いことではあるのですが、ログの出力制限の255個までという数値が、色々と想像できます。Windowsの数値制御、10進数でないのかね。
しっかし、こんな制限って以前からありましたっけ?なんか、イベントビューアーってWindowsのバージョンが上がるたびに分かりにくくなっている気がしてなりません。
さて、取得方法は上図のメッセージに書いていますね。
まず、イベントビューアー右側の「現在のログをフィルター」をクリック。

こんな画面が出てきました。

ログの日付から「ユーザー設定の範囲」をクリック。

開始日を「次の日時」にして、開始日付を設定。終了日は初期値(最新のイベント)のままにして「OK」をクリック。

イベントレベルにのチェックを全てONにして、「OK」をクリック。

これで表示されるログが絞り込まれたので、イベントビューアー右側の「フィルターされたログファイルの名前を付けて保存」をクリック。

よく見る「名前を付けて保存」画面が表示されました。ここからは、ファイル名を指定して出力するだけです。

保存しようとすると、こんな画面が出てきました。

何に使うんでしょうね、コレ。あれかな、海外のサポートに送信する時とか「英語(米国)」にすると、ログの内容が英語になったりするってことなのかね?
ちなみに、ファイルの保存時にファイルの種類を変更することも出来ました。初期値はイベントファイル(*.extx)でしたが、テキスト形式(タブ区切り)とかにも出来ます。
■ 後書き
Hyper-Vのホストサーバーが停止ということは、当然のっかているゲストサーバーも全滅です。
ゲストサーバーの中には、基幹システムのWEBサーバーもあったりしたので、被害甚大かと思えたのですが、運用上のトラブルは一切出ませんでした。
というのも、そもそもWindowsサーバーの安定性など全く信用していないため、ユーザーが使う機能については物理的に二重化していました。
具体的には、Hyper-Vのホストサーバーをもう一つ用意していて、そっちの方にも基幹系のWEBサーバーを用意。普段はWEBサーバー二台で運用していて、片方が止まってももう一台で動作するように構築していました。
この手の負荷分散って、実際に障害が発生した時には機能しないことが多いのですが、今回は奇麗にはまってくれました。
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