fc2ブログ

(元)社内SEの徒然なる日記

都市間高速バスの乗り間違えによる悲劇

■ 高速バスで帰省

今回のお盆の帰省は都市間高速バスを使いました。実家は滝川で出発地は札幌。これで使うバスは「高速たきかわ号」となります。

さて、バス停で待機していると、バスが到着。早速乗車しようとしたのですが、なんでも満席らしく乗車できないそうです。このまま待っていれば、数分後に同じ経路のバスが来るそうなので、そのまま待機することにしました。

数分後にバスが到着。バス正面の行き先が「滝川」となっていることを確認して乗り込みます。こちらも異様に混んでいて、補助席に座ることになりました。

・・・ここまでは良かったのですよ。

■ 事件

仕事疲れもあり、居眠りをしていたのですが、バスが砂川に到着したあたりで「滝川には止まりません」とかいうアナウンスが聞こえてきました。

・・・・・・・・・ファッ!?

一気に目が覚めましたが、なに?なにが起こってるの?と動揺しているうちにバスは砂川を出発。ここにきて、あ、これ、バス間違えた?このバスって「高速あさひかわ号」じゃね?と察しました。

うーん、これ、どうしようかな。いっそのこと旭川まで行って、一泊するなり、折り返すなりしようかと思っていると、「次は、高速江部乙〜、お降りの方は〜」と聞こえてきます。

江部乙のバス乗り場がどこになるのか知りませんが、スマホには地図アプリ(MapFan)があるし、滝川 〜 江部乙 くらいなら歩けるんじゃね?

ってことで、かなり迷いながらも高速江部乙で下車しました。

■ 何もない・・・

停留所の名称が「高速江部乙」というだけあって、高速道路沿いにあります。そして、停車位置から見えるのは、高速道路と屋根付きの上り階段のみ。もう、嫌な予感しかしません。

高速道路の短い階段を抜けると暗闇であった。

・・・抜けたのはトンネルじゃなく階段、それも長くない。場所は雪国だけど夏なので雪は無い。闇に呑まれているのは雪の色ではなく草の色。現実は小説のように風情はありませんでした。

さて、階段を登った先は車がすれ違える程度の細い道路です。左を向いたら暗闇。右を向いたら暗闇。街灯は見当たらない。何だよココ、まさかどっかの山の上じゃないだろうな?

■ 結局どうした

結局どうしたのかっていうと、普通に歩きましたよ。

幸いスマホの電波は通っていたので、地図アプリを起動して目的地に江部乙駅を設定して出発。

ちなみに、目的地にした江部乙駅の場所を私は知りません。実際のところ、どこでも良かったのです。とにかく国道12号線の場所さえ分かれば、後はどうとでもなります。

江部乙駅までは、おおよそ6キロ程度らしいです。距離的にはどうってことは無いのですが、そもそも歩く気などなかったので半袖短パンで靴はサンダルというのが非常によろしくありません。

歩いているとポチポチと街灯があるのですが、辺境の地だけあって設置間隔(実際には点灯していない街灯が結構あった)が異様に長く、スマホのライト機能がなければ足元も見えません。

具体的には、こんな感じ。
高速江部乙 - 1

高速江部乙 - 2

上の写真はフラッシュを炊いた状態。下の写真はフラッシュを炊かなかった状態です。無論、私の視界は下の状態です。

寒気を感じて左手を向くと墓石が並んでいるし、もう涙目です。

■ 後書き

歩いた道は書いた通りの状態ではあるのですが、所々に民家はあるし、学校(江部乙中学校)もあれば、歩道も整備されています。別に熊が出るような山道って訳じゃ無い(狐くらいなら歩いてそうだけど)ので、日中であれば特に問題もなかったのでしょうが、視界の効かない夜だったのが問題でした。

まぁ、根本的な問題はバスの乗り間違えだった訳ですが。

せめて、砂川を通り過ぎる前に速やかに降車できれば、もうちょっと楽だったんですが、咄嗟の判断力の弱さが出てしまいました。

実は、乗ってからも、いつも乗っているバスと内装が異なるし、何となく違和感は感じていました。でも、満席で急遽手配したバスならこんなもんかと自分を納得させていたのです。せめて、乗った時に「このバスは〜〜行き、〜は経由しません」とかアナウンスでもあれば助かったのですが・・・

しっかし、今年(2017年)のお盆は随分とバスが混雑しました。行きについては散々でしたが、帰りのバスも満車になっていました。ま、帰りは出発点(滝川営業所)で乗ったので、どれだけ混雑しようが問題はなかったのですが。

帰省ラッシュのピークはずらしたつもりだったのですが、これだけ混むとウンザリします。良い感じに休日が並ぶと、混雑がひどくなるので考えものですね。

最新の記事:http://harikofu.blog.fc2.com/
投稿記事の一覧:http://harikofu.web.fc2.com/

--- blog end —
スポンサードリンク

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する