
■ 連帳
単票の印刷に成功して一安心(ListCreatorとVSP2910Hで単票複写紙を印刷)だったのですが、話しているとラベルタイプの連帳の荷札があるという不吉な話が出てきました。
ん?連帳?ラベル?何それ?
聞き取りをすると、発送する時に複数の箱とかで送ることがあるとのこと。そうすると、送り状は1枚で良いんだけど、残りの箱に前述の荷札に同じ情報を書いてラベルを貼っているらしいのです。
そういえば、私がパソコンのセットアップ担当だったころ、複数台のパソコンを発送する時に似たようなことをしていた記憶があります。その時は送り状を必要数分コピーしてセロハンテープで張り付けていたのですが、それ用のラベルがあったんですね。
・・・さて、次は連帳かぁ。
■ 用紙セット
テスト用紙は、余っていた白紙の連帳を使います。
これ、10年以上前に動いていた旧システム(ホストコンピュータ)で使っていた用紙で、捨てるに捨てられずに放置されていたものです。意外なところで役に立ちました。
VSP2910への連帳のセット方法:VSP2910Hに連帳用紙をセットする
用紙は、このようにセット。


用紙選択も連帳にして準備完了。

■ 失敗事例
用紙のサイズを測って、帳票定義体に設定します。
印刷範囲や用紙の方向などは、単票の時(ListCreatorとVSP2910Hで単票複写紙を印刷)と同じ方式にします。連帳と単票だと違いもあるでしょうが、まぁよしとしましょう(面倒だし)。
・用紙種別:連帳
・用紙サイズ:任意
・用紙名:荷札 ← 自分で入力する
・用紙サイズ横:144mm
・用紙サイズ縦:67mm
・印刷範囲横:138mm
・印刷範囲縦:53mm
・用紙方向:縦

これで印刷したのですが、改ページの位置が変です。
用紙の縦幅を67mmにしたはずなのですが、実際には20cm以上で改ページされてしまっています。

・・・まぁ、何となく予想はしていました。
■ プリントサーバ
連帳の場合、プリントサーバ側に用紙が登録されていないと改ページが正しく動作しないそうなので、プリントサーバへ用紙を追加します。
プリントサーバへの用紙の追加:プリントサーバに指定用紙を追加(Windows2008)
この時の注意点は、帳票定義体で指定した用紙名と、プリントサーバ側の用紙名を一致させることです。

当然、サイズも同じにします。違う値になっていた場合は、どうやらプリントサーバの用紙のサイズが反映するようです。
・・・いや、だからこそ改ページが変になったのでしょうから、当たりまえの話なのかな。
■ 補足
今回の記事で使っている画像は、縦幅67mmの帳票(連帳)を例としています。
多分、大抵の場合は同じ方法で上手く行くと思うのですが、実際には、まだ改ページが機能しません。
実は、今回の話の起点になった荷札は複数の種類があって、それぞれサイズが異なります。最初の内は上手く改ページされていたので満足していたのですが、この67mmの帳票の場合、どうしてもずれるのです。
色々と調べたのですが、どうやら富士通製のプリンタの場合は帳票の縦幅に制限があるようなのです。
ちょっと長くなるので、その辺りは別途記述します。
■ 後書き
ところで、ListCreatorを使っていると、妙にストレスを感じます。例えば、印刷範囲の横と縦のサイズが勝手に変わるという訳のわからない動作をします。
「用紙名」にカーソルがあるとして、タブキーで「設定」ボタンにカーソルを移動します。
すると、印刷範囲が勝手に書き換わるのです。

親切なつもりなんでしょうが、余計なお世話です。自動補正っていうのは洗練されて初めて意味を持つのであって、意味不明な改変は迷惑なだけです。
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