
■ 管理崩壊
前回(子会社との合併の伴うシステム統合 No28 開発者の環境)から随分と間が空きましたが、移行プログラムの準備は順調です。開発(プログラミング)は外注したので、その点は楽だったのですが、それ以外の準備が廻りません。
やることは幾らでもあります。
移行処理に直接関わらないものでも、必要な機器の手配、ネットワーク、パソコンの設定変更、システム資産の扱いの検討、社員教育、・・・
恐ろしいのは、この辺りについて誰も音頭をとろうとしないこと。いや、上からは指示が出ているのですが、指示を受けた人達が色々と今一つでして、殆ど何も出来ていないという悪夢のような事態になっています。
本人は、他部署の管理職と情報交換をしたり、現地の人と話したりして、色々と動いているつもりみたいですが、求められていることって、ちょっと違うんですよね。
前回の合併では、経験豊富な方が目を光らせていたので大きな問題にはならなかったのですが、今回は危機的状況です。
・・・うーん、俺が手を出すしかないのかなぁ。
■ 苦しい
結果、無理でした。
私の主担当は、プログラム面の移行処理を成功させることです。合併相手からデータを取得、分析して、移行処理に必要な仕様を作成し、開発者を監督して、出来上がったプログラムを検証して・・・
そう、これだけでも手一杯なのです。
悪いことに、私の勤め先にはAccessなどでデータを加工・分析する程度の能力がある人間もいないので、ちょっと面倒なデータ操作となると自分でやるしかありません。
ここにプロジェクト管理なんて加えても、出来るわけもありません。それでも、ある程度は形にしたのですが、その時点で心が折れました。
・・・なんか、どうでも良くなってきた。
■ 後書き
社内政治に力を入れると、あちらこちらの部署から様々な情報が入ってきて情報通になるし、ちょっとしたことで声を掛けて貰えるようになります。それはそれで重要なことなのですが、問題なのは、それ自体は仕事として意味が無いって事です。
他人と話して情報を得ると、それだけで仕事をした気になるのでしょうが、情報を自分の中にしまい込んで満足しているのでは意味がありません。手に入れた情報を生かして初めて仕事になると思うのですがね。
まったく、やれやれです。
前回:子会社との合併の伴うシステム統合 No28 開発者の環境
次回:子会社との合併の伴うシステム統合 No30 立て直し
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