
チャイムが鳴っても出てはいけない
暇なので、どうでも良いお話を書いてみます。
もう10年以上前の話になりますが、進学を機に、地元から札幌に出てきた時に最初に学んだ事が、チャイムがなっても出ては行けないという事でした。
正確には、知り合いか、宅配便でもなければ居留守を使うのが正解ってことですね。
出ても、ろくな事がありませんでした。
最初は土建風のチンピラ
最初に入居したのは、家賃激安のボロいワンルームでした。
ボロいだけあって、近所の音は筒抜けで、例えば上の階の住人の電話のベルや話し声がそのまま聞こえます。
当然、入居者はそれを分かっているので、多少の音には黙ってるのが暗黙のルールでした(家賃が安いので当然です)。
ところが、それを理解しない馬鹿が世の中には存在しました。
私が、友人を招いて歓談していると、「ピンポーン」と呼び鈴が鳴ったので出てみると、中年のおっちゃんがいて何を言うかと思えば「ここの家主はだれだ」とか騒ぎだした。
要するに「自分は夜間の仕事があるので昼は眠りたい。なのに、私たちの話し声が邪魔で寝れない。どうしてくれる。」という事らしいです。
さらに、ヤツは急にシャツをめくり腹をだしました。
何かと思えば、腹に縦に走った傷跡が見えます。そして、中身のない武勇伝らしき物を語りだしました。要するに威嚇ですね。
でも、その傷跡はどうみてもただの手術後にしか見えず、威嚇の効果はゼロ。
だって、縦に長く走り過ぎなんですよ、思わず「あんた、刺された時に、だまって突っ立てたのか」とか言いそうになりました。
必死に笑いを堪えてたのですが、堪えきれず体はプルプル震えてしまったのですが、どうやら怯えていると勘違いしたらしく、満足げに引き下がって行きました。
ちなみに、時間は昼の2時です。
夜中ならともかく、昼にボロアパートでうるさいとか言われてもねぇ。
次は新聞配達系のヤクザ?
数年後、学生から社会人にクラスチェンジして新しい住まいに引っ越しました。
すると、今度は新聞配達のヤクザ?がやってきました。
ドアに足を挟んでロック。新聞を取れ、取るまで帰らない。俺はこんなに契約を取ってるんだ(契約書らしき束をひらひらさせながら)。とまぁこんな感じです。
もーうざい!
穏便に引き取ってもらおうと思ったのですが、異様に抵抗が激しい。
最後には「会社はどこだ、そこまで行くぞ!」とまで言い出して堪忍袋の緒が切れました。
とはいえ、私は貧弱なので戦っても99.999%以上の確率で負けてしまいます。
そこで、全力の大声で会社名(適当な名前)を連呼「株式会社******の***です!」。ヤツが何やら言ってきてましたが、基本全て無視して、大声(というか雄叫び)で訳の分からないことを連呼!連呼!連呼!
最後には、忌々しそうな顔をして引き上げて行きました。
どうやら、奇人変人のふりというのは、反社会的な人間には効果的なようです。
まぁ、近所付き合いがまったくない(隣の部屋の住人も分からない)という状態だから出来た手ですけどね。
ろくな事がない
まぁ、こんな感じでろくな事がありません。
もう少しまともなところで、宗教家か新聞配達(普通の人)、NHKの集金くらいです。
どれも、遠慮願いたいですよね。
という訳で、アイホンとか言って外の景色が見えるインターホンがあるマンションに引っ越して、知っている人でない場合は完全スルーすることにしました。
それからというもの、心穏やかに過ごす事が出来るようになりました。
めでたしめでたし。
だらだら書いている内に、お休みの時間になりましたので今日はここまでにしときます。
では、オヤスミナサイ。
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