
■ 命名規約
ソースに統一感を持たせるためには、変数や定数、プロシージャなどの名称ルールを決める必要があると思います。と言うことで、今回は変数の命名規約を作ります。
変数といっても、パブリッック変数、モジュール変数、ローカル変数の3種類、関数の引数も含めると4種類があります。それぞれ役割が違うので、名前を見ただけで何者なのか判断できるようにしたいところです。
そこで、変数全体の共通規約を作って、それぞれの変数は共通規約に追加する形の規約にしてみました。
■ 共通
まずは共通規約です。
1.全角文字の使用は良い
2.用途に合わせた名称にする
3.英字を使用する場合は、意味の区切りで先頭文字を大文字とし、以降は小文字とする
「**StartCount」とか「**予約Number」なんてのを意図しています。全角文字、というか日本語はJavaとかだったら使わないほうが無難だと思いますが、VBAなら別に良いかと思って許可しました。
■ 個別の変数
続けて、各変数の規約です。
1.パブリック変数の先頭文字はgとする。
2.モジュール変数の先頭文字はmとする。
3.ローカル変数の先頭文字はmyとする。
4.引数の先頭文字はpとする。
5.上記の先頭文字に続く文字が英字の場合は大文字とする。
gは「global」、mは「module」、myはそのまま「my」、pは「parameter」を意味しています。それに続く英字が大文字ということは、「qMsg」、「gTestItem」。日本語の場合は「my予算」、「p予算」という感じになります。
■ 後書き
型(String、Integerなど)によるルール決めも考えたのですが、それだと難しくなりすぎるので止めました。後で型を変更することもありえる(Integer→longとか)ので、この程度で良いでしょう。
次回は、定数です。
前回:ExcelVBAのコーディング規約を作ってみた No.4 変数
次回:ExcelVBAのコーディング規約を作ってみた No.6 定数
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