
■ 規約作成
さて、大まかに書き方の方針は決まったので、実際に書いてみます。まずは、基本的な書式(コーディングスタイル)からですね。
■ コーディングスタイル
基本的なコーディングスタイルはこんな感じ。
1.インデントはタブを使用、タブ文字数は4文字とする。
2.プロシージャとプロシージャの間は、必ず1行以上あける。
3.原則として、1行1ステートメントとする。
本当は2は書くつもりはなかったのですが、過去の誰かさんが作った資産を見ると、プロシージャ間の空けずに(しかも機能説明のコメントも無し)詰めて書いている人がいて、とっても見づらいので追加しました。
・・・正直、あれは衝撃的だった。
3は原則論にしました。これを完全禁止にしてしまうと、かえって良くないと思います。ここで意図しているのは、個人の趣味全開の身勝手な書き方を抑止することですから、これで良しとします。
■ モジュール
次に、モジュールの規約を作ります。
1.1機能1モジュールとなるように、モジュールを作成する。
2.先頭文字はMで、英数字のみ使用可。意味の区切りで先頭文字を大文字とし、以降を小文字。
3.モジュールの先頭には必ず「Option Explicit」を記述する。
1はちょっと曖昧ですが、要はあとで追いやすいように何らかの機能で纏めろってこと。
2ですが、例えば「McommonStyle」とかを想定しています。先頭文字はMは分かりやすさの追求ですが、後のは趣味ですね(笑)
3は、変数宣言を強制させるためです。当然です。理由なんて口にしたくもありません。・・・頼む、そこで不思議そうな顔をしないでくれ(泣)
■ 後書き
プログラマーを名乗る人に変数を宣言する理由を聞くと、色々な持論が出てくると思います。私の場合は「人間が必ず犯す。変数を宣言することで、変数の使用誤りという単純なミスを防止できる」ですね。
この時点で相手が聞く耳を持っているようなら、さらにコストや保守性の話を続けるかもしれません。コスト、保守性。一家言持っているので、これだけで色々書けそうです(苦笑)。長くなりそうだったので、今回はここまでにしときます。
前回:ExcelVBAのコーディング規約を作ってみた No.2 規約の基本構想
次回:ExcelVBAのコーディング規約を作ってみた No.4 変数
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