
■ 横道
前回(業務改善に挑戦 No.2 下から見上げる)の最後で、次は上から見る話を書くと書いたのですが、あれは嘘です。
・・・いや、書く予定だったのですが、色々ありまして、今回はちょっと横道にそれます。
■ マニュアル
「人間には脳みそと言うものがあって、そこには考えると言う機能が備わってるんだよ」と言うのが、仕事が今ひとつの人に(心の中で)言っている言葉です。
まぁ、直接言うと反応が怖いので言えませが。
何にせよ、誰もが仕事に熱意を持って取り組んでいるわけでもないので、そこで怒るのではなく、そういう人でも戦力として活用出来るように仕組みを用意した方が現実的です。そのための手段として手取り早いのは、定例業務をマニュアル化してやることかと思います。
確実にこなせる仕事を与えて、常時気にかけてあげながら無理がないように調整し、過不足なくこなせたら褒めてあげる。上手くいけば、一つの成功体験になって、仕事に対するやる気が出てくるかもしれません。
■ 思案
前々から思っていたのですが、マニュアル内で、何らかの機器にログインするためのIDやパスワードを塗り潰したり、ぼかした書き方をすることに疑問がありました。
マニュアルを見て作業と言っても、その部分で手が止まってしまいます。隠されたIDやパスワードを求めて右往左往するのは馬鹿馬鹿しいです。
かといって、マニュアル内に直接IDやパスワードを書き込むのもセキュリティの面から望ましくありません。そこで考えたのですが、マニュアル自体を部外秘の扱いにしてやれば、言い分が立つのではないでしょうか?
・・・と思ったおもったのですが、会議の席でその話を出したら反応がよろしくありません。既に存在するシステム管理規定とかとの整合性が取れてないのではないかというのです。
■ ITIL
どうも、今ひとつ突破口が見当たりません。最大の要因は、監査に関する知識や経験が絶対的に不足しているという事実です。それを勉強しても良かったのですが、
この世界にはITILというシステム運用のベストプラクティスなるものが存在するそうなのです。
もしかすると、そちらの方に良いアイディアがあるかもしれませんし、私がやりたい事を考えると、そっちの方を勉強した方が良さそうです。
と言うことで、本屋に行って探してみたのですが、それらしい本がまったく見当たりません。うーむ、どうやらマイナーすぎて販売していないようです。
結局、別の本を買ってしまいました。


しま子著「文系女子だけど新卒でSEやってます」です。マンガ形式になっていて、SEの仕事を上手く書き出していて面白かったです。
なお、家に帰ってからネットで検索したら、ここ(http://www.comic-essay.com)にたどり着きました。
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■ 後書き
結構真剣に考えて、その結果がマンガになったことには思うところがないと言ったら嘘になります。しっかし、設計、開発、この辺りについて書いた本は沢山あるのに、実際のシステム運用に関わる本ってなかなかないものですね。悩ましいです。
前回:業務改善に挑戦 No.2 下から見上げる
次回:業務改善に挑戦No.4 俯瞰
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