
■ 思案
さて、業務改善に挑戦(業務改善に挑戦 No.1 現状と失敗)と言い出しても、ほぼ全員が嫌な顔をすることは目に見えているので、やり方に注意する必要があります。
少なくとも、現実的なビジョンを提示できなければ反対されても説得できません。また、実運用でのノウハウもないのに、いきなり大きな事を始めようとしてもグダグダになることが目に見えています。
そこで、まず最も多数の人が問題があると感じているだろう業務を見つけ出して、それに対して改善策を実施する方法をとることにしました。これで効果が出てくれれば、それを実感してくれた人が、今後は味方になってくれることも期待できます。そうすれば、さらに大きなことが出来そうです。
では、具体的にどうするかですが・・・
■ 標的
最初に考えたのは、きっかけ(認証サーバ(Net'Attest EPS)の障害と復旧)となったSSL-VPNの管理です。こいつの設定に関するアレコレを見直そうと思ったのですが、SSL-VPNの管理を考えていくと、自然と端末(パソコン、iPad)などの申請手続きに繋がっていきます。
そして、ちょうど端末に関する業務に良い問題がありました。
端末(パソコンなど)の追加(新規申請)、設置場所の移動、用途の変更、などといった業務があります。単純に移動(A支店からB支店に持っていく)されても、端末を設定しないと動かないし、資産管理(設置場所などの情報)の面からも不都合があるので、何らかの申請をあげてもらっているのですが、現状は伺い書を使っています。
ただ、伺い書を使うと書き方が分からないと戸惑ってしまう事が多いです。それに、手続きだけの問題なので、所属長のハンコをもらって、そのまま送ってくれとればいいのですが、承認ルートを本部長とかの上位に設定されることがあって、とても無駄です。
まずは、この辺りから手をつけてみますか。
■ 後書き
今回の記事では、業務の最下層の部分を見てみました。当然ですが、今回書いた端末の申請だけを考えても業務改善とは言えません。成功したとしても、ただの部分改善でしかなく、根本的な問題解決には寄与しません。
ということで、次回は業務の上の部分から見てみることにします。
前回:業務改善に挑戦 No.1 現状と失敗
次回:業務改善に挑戦 No.3 ITIL(女の子のお仕事応援コミックエッセイ)
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