
■ 遠隔操作
あるパッケージソフトを導入したのですが、それの設定作業をベンダーのSEさんにやってもらっています。ハードは既にIDCに納入済みで、それへのアクセスは社内の特定の端末からしか行えません。
そういうことで、SEさんが遠隔操作ソフトで操作端末に接続して、そこからリモートデスクトップでIDCのサーバに接続して作業を行っているのですが、お互いに手間です。
幸い、勤め先にはSSL-VPNの仕組みがあるので、それを使って直接作業が出来るようにすることにしました。
環境自体は出来ているので、証明書を作成して、AnyConnect(anyconnect secure mobility client)のクライアントソフトと手順書を渡すだけです。
なのですが、間違いなく接続できるか確認するために自分の端末にAnyConnectをインストールしようとしたのですが、こんなメッセージが表示されて動作してくれません。

The VPN client agent was unable to create the interprocess communication depot.
■ Internet Connection Sharing (ICS)
調べてみると、問題のメッセージは「Internet Connection Sharing (ICS)」ってサービスが実行されていると表示されるようです。
このサービス、普通はICS (インターネット接続の共有) って言い方をして、複数台のパソコンでインターネットを使う時に必要なサービスなのですが、これ、基本的には家庭用(または、小規模な会社や組織)なので、そこそこの規模の会社であれば使うようなものではない筈です。
という事で、こいつを停止します。
「スタート」→「コントロールパネル」を起動して、「システムとセキュリティ」をクリック。

「管理ツール」をクリック。

「サービス」をクリック。

「Internet Connection Sharing (ICS)」を右クリックして、表示されたメニューから「プロパティ」をクリック。

スタートアップの種類を「無効」にして、「停止」ボタンをクリック。

「OK」ボタンをクリック。

これでAnyConnectをインストールできました。
■ 後書き
最初、AnyConnectのソフトのバージョンが低くて問題でも起きたのかと思って、最新版のソフトを入手しようとしたのですが、これが非常に面倒!
異様に分かりにくいUIを辿って、なんとか、ソフトのダウンロードページまでは辿りつけたのですが、アカウントが必要とか、アカウントを作った後も情報が足りない云々とか、訳の分からないエラーが連発して、嫌になって途中でやめました。
いつも思うのですが、無償で提供しているソフトのダウンロードくらい好きに出来るようにして欲しいものです。
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