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(元)社内SEの徒然なる日記

湯美人(バス保温クリーナー)のレビューです

湯美人のレビュー

湯美人(SBH-902F)なるバス保温クリーナーを使い始めて1年を超えたので、感想を書いてみました。

何のために買ったのか

元々風呂が好きだったのですが、追い炊きが出来る風呂を備えたマンションやアパートってなかなかないんですよね。

しかも、前に住んでいたアパートは、風呂とトイレが共同のタイプで、湯を張ってもゆっくり楽しめる状況ではありませんでした。
風呂は気持ちよくても、横向くと便器があるのでは気分悪いですよね。

耐えかねて引っ越しました(それだけが理由ではないですが)。
それに合わせて、以前から気になっていた「湯美人」なるバス保温クリーナー(SBH-902F)を購入して、常に風呂に入れる環境を整えたのです。

どんな商品か

ようするに、24時間風呂を簡単に実現する商品です。
風呂に浮かべておくことで、保温、湯沸しをしてくれます(温度調整可)。
ろ過機能も付いているので、水替えは1週間に1度程度でOK。
カタログ上では節水、節燃料の省エネ効果も謳っています。

電気で動作するので、風呂の近くにコンセントが必要で、最大900Wらしいので電子レンジとかと併用するとブレーカーが落ちるかもしれません。
...まぁ、契約アンペアが30Aもあれば、そうそう落ちないと思いますが。

詳細は、製造元のホームページをどうぞ。
クマガイ電工株式会社(http://www.kumagai-dk.jp/index_goods.htm

設置図

設置した時のイメージを紹介します。
まず、使用していない時の状態ですね。
湯美人3(待機)

未使用時、又は入浴中はこの状態になります。
上の方に見えるのは操作パネル。
温度調整や、スタート&ストップはここから行います。

次は、使用中の状態です。
このように、風呂に浮かべて使います。
黒いのは、電源コードですね。
湯美人1(浮かべる)

浮かべた状態を斜め上から撮影しました。
水中に沈む部分が大きめなので、ある程度の水深がないと使えません。
湯美人2(斜めから)

最後にコントロールパネルです。
温度調整用のグルグルと、ON/OFFのスイッチだけの簡単な構成です。
湯美人4(ネジ)

ねじ止め式です。
上記の画像では上の部分だけですが、下にもネジがあります。
使用中は、若干熱を持ちます。

写真は取っていませんが、風呂にはフタを設置して熱を逃げないようにしています。

使用結果

実際に1年間使った上での感想です。

1.安心設計

使う時に怖かったのは、こいつのせいで火事とか起きることでした。
そこで、使い始める時にいろいろ実験したのですが、異常検出が結構シビアで、直ぐに警告音を出して停止してくれます。

実際の例では、水が足りなかったので足しながら湯美人を稼働したのですが、どうやら水温の上昇が閾値より小さいと停止するという機能も備えているらしく、警告音を出して停止してしまいました。

もちろん、動作中に水から持ち上げる、とかの当たり前の状況では、悉く異常として自動停止。

2.意外と面倒ではない

日々のメンテナンスはフィルターの清掃のみです。
本体にフィルターとろ過材が入っているのですが、こいつを取り出して水洗いしてやるだけです。
どちらにしても、湯美人を風呂の外に移動させるわけですから、そのついでの作業と思えば苦になりません。

後は、半年に一度程度、本体の内部を清掃するのですが、これも手間の掛かるものではありませんでした。
ねじ止めとかもしていないので、特殊な工具も必要なし。
パカッと外して、ブラシで清掃して、カパッと戻せばOKです。

ろ過機能もついているので、水の交換は週に1度でOKです。
風呂掃除も週に1回ですね。

3.省エネという訳ではない

カタログ上では電気代やガス代の節約になると謳っていますが、実際には高くつきました。
というか、試算の前提が現実的ではない気がするんですよね。

実際の状況は、電気代もガス代も、2,000~3,000円程度上乗せされました。
特に、冬期間は水温とかが低くなる関係か、かなりの金額になりました。
...電気代で10,000円超えるってどういうことだよ。

高くついた理由は2点あると考えています。

私の場合、そもそも風呂に湯を張るよりもシャワーで済ませる日が多かったです。
というか、湯を張るくらいなら銭湯に行ってました。
それが、毎日、それも朝と晩の両方に入浴するようになったことが原因の一つだとは思います。

もう一つは、水の継ぎ足した必要になるということです。
風呂に入るということは、体を洗うということなので風呂の水を使います。
当然、水量が足りなくなるので、水(というか湯)を足します。

結果、ライフスタイル変更による加算と、継ぎ足ししたお湯代、入浴によって低下した水温を再上昇させるためのコストが理由ではないでしょうか。

私の居住地が北海道なので、これが関東圏とかの温かい場所であれば、もう少し安くなるとは思いますけどね。

4.ろ過材が高い

ろ過材として、布袋に入った炭を使っています(カタログ上は特殊活性炭)。
こいつは、一ヶ月に1回の交換になり、初回購入時は12個。つまり1年分が付いてきます。

先日、在庫が尽きたので注文したのですが、たかが炭のくせに3,675円もする。送料も含めると4,000円を超えました。

そんなに凄い炭なのか?
今一つ納得いかないのだが...

5.その他

その他で変わった事と言えば...

・自宅で入力できるようになったので、銭湯に行く機会が減りました。
・今までは夜のみだったのですが、朝と夜の2回入力するようになりました。

以下は、直接の関係があるか不明ですが、何故か体調が良くなりました。
高血圧気味だったのですが、血圧が10程度下がりました。

まぁ、体調や血圧については並行してダイエットとかもしていたので、そちらの影響かもしれません。

考察

まぁ、多少はコストが高くつくという問題はありますが、風呂好きであれば許容できる範囲ではないでしょうか?
というか、私がそうだから1年も使い続けてるんですよね。

銭湯などに出かけなくても、いつでも好きな時に風呂に浸かれるという贅沢は、一度味わうとやめられません。

ろ過用の炭を買った時に気付いたのですが、湯メイクなる商品も出てるようです。
どうやら後継商品のようですので、購入する方は、そちらを買った方が良いかもしれませんね。

2012.12.25追記
湯美人のコスト削減計画はこちら:湯美人の運用コストが高いので何とかしてみた

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