社内SEの徒然なる日記

社内SEに存在価値はあるのか?

社内SEはつらいよ

私見ですが、社内SEは、なかなか難しい職種ではないかと最近思うようになってきました。
もちろん、一口に社内SEと言ってもやってることは個人差があるので、一概には言えないと思いますが。

何より、その存在価値を重要だと思ってくれる人が少ないので、真面目にやってる人ほど、精神的に辛くなってくるんじゃないですかね。
だって、苦労して問題を解決したのに、依頼した人が「やって当然だろ、感謝?なにそれ、おいしいの」ってのが結構ありますからね。

もう何年も前の話になりますが、ある営業部署の幹部が、私たちの部署に時々フラッとあらわれては、「お前たちは遊んでいるようなものだ」って大声で騒いだものです。そんなことないです、やることはたくさんあるんです。と言っても、一切認めずに「いや、遊んでる」と決めつける始末。
要するに、俺たち営業がお前たちを食わせてやってるんだと良いたいようです。酷い話ですよね。

まぁ、そんな程度の人間だったので、数年後には、出世することもなく姿を消してくれましたが。

そのため、社内SEは自分たちの存在価値をコストベースで示し続けないといけないという、余計な仕事をするはめになったりしてます。

しかし、冷静に考えると私たちの存在価値ってなんなんでしょうね。

社内SEの存在価値

社内SEの存在価値をコストベースで、真面目に考えてみました。

ヘルプデスク

社内SEと言えば、システムの問い合わせ対応がメインのお仕事ですかね。
やれ、入力の仕方が分からない、メールが届かない、送れない、インターネットが見れない、パソコンが動かない、キーボードにお茶こぼした、などなどの様々な事象に対応しなければなりません。

ただ、対応しなかったらと考えると、現場の人間はそれなりに何とかするんですよね。やり方はともかくとして。
そして、これらに対応したからといって、コスト効果を出しにくいというのもあります。

キーボードにお茶をこぼして壊した場合(こちらに過失がある場合)、普通は保守の対象外になってしまいます。
デスクトップならともかく、ノートパソコンだと大惨事ですよね。なので、保守を依頼するときは「突然動かなくなった」と装って保守作業を依頼するし、依頼される方も「お茶こぼしやがったな」と薄々感づいていても、保守範囲内として対応するという暗黙の了解があったりします。

このあたりの呼吸を分かっていないユーザーが、保守作業を依頼すると、素直に「お茶こぼした」とか言いかねず、そうすると「保守範囲外で対応できません、費用がかかります」となってしまうんですよね。
強いて言えば、それがコスト効果でしょうか?

あとは、問い合わせのあった件数、対応時間、対応難度などの全てを記録しておいて、外注した場合のコストを算出する方法もありますね。
個人的に、記録を取った事があるのですが、開発作業がメインの私でも、月100件、30時間を超える対応をしていることが分かりました。そうです、忙しいんですよ!

ベンダー交渉

所謂、値引き交渉ですね。
ベンダーも商売なので、こちらの予算を使い切ろうと、あの手この手で金額を水増ししてきます。

以前、システムを分かっている人がいない会社の見積もりを見た事があるのですが、どう考えても使う訳がないソフトや機器、規模的に無用な最上位のエディション、不要な人員の投入計画、それはもう酷い有様でした。

コスト的な意味で言うと、これに対応するのが、私たち社内SEの最大の存在価値だと感じます。
場合によっては、数千万〜数億近く違ってきますからね。

もちろん、ベンダーと対等に渡り合えるだけの知識や経験、タフな交渉を行えるだけの精神力も必要ですね。
少し話はずれますが、名刺に資格とか書いておくと、ベンダーに舐められなくなるので有効だったりします。私が資格試験を受験しているのも、そのあたりが一因ですね(ネットワークスペシャリスト合格しました!)。

システムが私を呼んでいる

最近のシステムは、夜間に異常終了すると管理者にメールを配信するという、(経営者には)素晴らしい機能を搭載していることが多くなってきました。
正直、迷惑ですね!

せめて、自宅からリモートデスクトップでサーバに繋げられるなら、まだ良いのですが、会社まで行かないといけないとなると、話が変わってきます。
まぁ、夏ならまだ良いんですよ、これが冬にやられると、もう大変!

吹雪をかき分けて会社に到達、鍵(緊急用に預かっている)を開けようとすると、鍵穴が凍り付いて開かない。
・・・もうね、どうしろっていうだよ!

しかも、朝までにシステムを復旧しなければならず、焦る焦る。
これも、外注できたと思うんですけど(24H/365日のサポート)、結構なお値段のはずなんですよね。

社内開発

自社開発をしている場合、開発コストの吸収が分かりやすいコストになるでしょうか?
開発案件に対して、外注した場合のコストを提示して、私たちがそれを吸収していると言えば、コスト効果になりますよね。
まぁ、「それがお前たちの仕事だろ」と言う人もいますけどね。
・・・いいんですよぉ、素知らぬ振りして外注しても。

コストは置いておいて、自分たちの目線で言うと、外注を信用できないということもありますね。
外注した会社や、担当者にもよるのですが、意外とレベルが低い人が多いです。
前に「トランザクションって何ですか」って聞かれた時には、目の前が真っ暗になりましたよ。

共通部品とかを作れるエース級の人は、システム全体を見渡した、凄いものを作ってくるんですが、一転して、個別機能を実装する人は「動けば良い」みたいな作り方をしてくる事が多く、稼働後の障害原因になる事が多いんですよね。

結局、コストかけた割には、自社開発した方が良かったということが、多々ありますしね。
最も、自社開発できるだけの技術力がある事が前提ですけど。

日々の運用

バックアップの取得確認や、定例オペレーションですね。
これも、外注したら結構なコストです。

どの程度やってるの

適当に提示しましたけど、あげればキリがないのでこんな所にします。

いろいろ提示しましたが、ヘルプデスクしかしていないっていうのなら、経営陣には「存在価値はない」と思われても仕方ないかもしれないですね。
すくなくとも、選任をおく必要はないと思われるかもしれないです。

「お前、何やってるんだ」と聞かれた時に数字で答えられるように、自分が日々行っている業務の工数を算出しておくのは大切ではないでしょうか。
「私の仕事は工数なんか出せない」って言う人もいましたけど、そんな事はないでしょう。電話を取った回数、対応した件数、対応内容、かかった時間、その程度のことでも、コストとして算出できますよ?

もし、これで値が小さくなったとしたら、もう少し真面目に働きましょうって事ですしね。


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